ワインの歴史は長きに渡る―スペインワインの特徴まとめ

かなり古くからワインを生産しているスペイン

ワインの生産国としてフランス、イタリアと並んで挙げられることが多いスペイン。

スペインはワインの生産量世界第3位で、その温暖な気候や情熱的な国民性から、気軽に飲むことができるワインを数多く生産されています。

その歴史は紀元前1100年頃から始まりました。
古くからワインを生産しており、そして現在も、ワイン生産者が非常に多い国として知られています。

特にカジュアルにワインを楽しみたい場合はスペインワインを、というワイン愛好家も多いですね。
今回はそんなスペインワインの特徴や銘醸地についてご覧ください!

スペインワインの特徴

スペインワインの特徴は、何と言ってもそのさっぱりとした味わいながらしっかり酔えるところ。

スペインはヨーロッパの中でも特に温暖な気候にあり、そのことから、暑い夏でもさっぱり飲めるワインは非常に人気が高いんです。

シェリーという水色のワインもスペインが誕生地です。
赤や白はもちろん、さっぱり飲めるという意味でスパークリングワインも非常に人気が高い場所でもあります。

特にさっぱり飲める、しっかり酔えるワインが誕生したのは、スペインの歴史にも関わりがあります。
スペインは中世ヨーロッパ時代、大航海時代の中心地となった場所です。

そのことから、航海の際に大量のワインを持って行く方も多かったのですが、温暖な気候、加えて蒸し暑くなりやすい船の上ではワインの長期保存には向いていません。

そのことから、劣化を遅らせるためにワインのアルコール度数を高めることで、船の上でも長く、美味しくワインを楽しむことができたという歴史があります。

それらのさっぱり飲めるアルコール度数が高いワインは、「酒精強化ワイン」として今現在もスペインをはじめ、多くの国で愛されています。

通常ワインのアルコール度数はおよそ10%台前半であるのに対して、酒精強化ワインは10%台後半、中には20%を超えるものもあります。

さっぱりゴクゴク飲むことができるからと言って飲みすぎると、すぐに酔っ払ってしまうので注意が必要ですね。

代表的な産地

では、そんなスペインワインの中でも特に銘醸地と呼ばれている産地についてご覧ください。

スペインは温暖な気候ではあるものの、ヨーロッパの中では非常にブドウの栽培が盛んで、ブドウの栽培面積に注目すると世界1位を誇る国でもあります。

ブドウの栽培・ワインの醸造に特に力を入れている産地について、ここでは3つご紹介いたしますね。

ラ・リオハ

まずスペインの中でも特に代表的な産地として知られているのがラ・リオハです。

ラ・リオハは特にワイン・ブドウ造りの歴史が古く、そして現在でもスペインワインの一大産地として数えられています。

ラ・リオハはスペイン北東部に位置する産地で、赤・白共に積極的に生産されている産地でもあります。

特に赤で人気なのがテンプラニーリョと呼ばれる黒ブドウ品種で、上質で熟成に向いた濃厚で香り高い風味があることから、多くのファンがいらっしゃいます。

また、白ではビウラと呼ばれる品種が人気です。
さっぱり、フルーティな甘酸っぱさはまさにスペインらしく冷たくゴクゴク飲むのに向いています。

高級ワインからリーズナブルなワインまで幅広く生産されており、スペインワインを楽しむ上で、ラ・リオハの赤ワインは外せません。

アンダルシア

アンダルシアのワインとして特に注目したいのはシェリーです。

冒頭でもお伝えした真っ青で涼しげなシェリーはスペイン・アンダルシアにて誕生し、現在も積極的に生産されています。

涼しげなシェリーは日本でも人気があり、多くのフレンチレストランで食前酒やデザートワインとして採用されていたり、カクテルに利用されることも多いです。

ただ、シェリーはスペインワインならではの酒精強化ワインのひとつでもあるので、飲み過ぎには注意ですね。

もちろんシェリーの他にも様々なワインが造られており、特に人気なのが赤ワインです。
テンプラニーリョやピノ・ノワールを使った上品なワインが多いです。

これらについても酒精強化ワインが多く、甘口・辛口問わず様々なワインが生産されています。

アンダルシアは寒暖差の激しい地域でもあるので、甘口でアルコール度数の高い赤ワインは体を温めてくれる効果もあり、現地でも愛飲されています。

カタルーニャ

カタルーニャはスペイン北東部にあり、高級ワインの一大産地としても知られています。

その中でもプリオラートは特に上質なワインの生産地として知られていますが、勾配が激しい地形であることからブドウの栽培は非常に難易度が高いとも言われています。

ただ、土壌としてはブドウ栽培に非常に適した場所で、そこで造られたワインは高級ワインとして世界各国で愛されています。

特に有名なのがスパークリングワインであるカバです。
温暖なスペインでも愛されているカバはフルーティな味わいと繊細な泡が特徴的です。

その出来は世界各国で愛されているスパークリングワインの王様・シャンパンと並ぶほどだとも言われていますね。

さっぱりと甘口・フルーティな高級スペインワインが飲みたい方におすすめの産地だと言えます。

カタルーニャの白やスパークリングは非常に飲みやすく、女性にもおすすめのワインだと言えます。

まとめ

スペインワインの銘醸地別の特徴についてまとめます。

スペインワインの銘醸地別の特徴
  1. ラ・リオハ :テンプラニーリョを使った赤ワインが人気。すっきりした味わいが特徴
  2. アンダルシア:スペイン発祥のシェリーの誕生地であり一大生産地にもなっている
  3. カタルーニャ:高級ワイン、フルーティな白・スパークリングが好きな方におすすめ

スペインは温暖な気候、また航海の歴史があることから、さっぱりと飲める酒精強化ワインが数多く生産されていることがその特徴です。

また、ワインに氷を入れて冷たく飲む氷ワインが盛んな地で、氷ワインに向いた甘口で濃厚な味わいのワインも多く造られています。

夏にさっぱり冷たく飲めるワインに興味がある方、酒精強化ワインに興味がある方は、ぜひスペインワインに注目してみてくださいね。